2009年丸の内朝大学が開講してから、メディアで多く取り上げられるなどして「朝活」が注目されるようになりました。最初は一人で早起きをして資格勉強や、ランニングをするというものが多かったのですが年数が経つにつれ色んな企画をするところも増えてきました。
今回は今流行りつつある朝活の種類をまとめました。これから朝活やってみたいけど、何をしようか迷っているという方は是非参考にしてみてください。
目次
そもそも朝活って一体なんなの?
朝活とは仕事前や、休日の朝に早起きをして、読書やスポーツ、趣味などを行う活動の総称のことを指します。
活動の内容は様々で、資格勉強やランニングなど一人で行うものからネットで告知をして社外交流会や勉強会、講座などの複数人で行うものまで出てくるようになりました。
夜だとなかなか時間が取れない方や朝の時間を有意義に使いたいというニーズが増えているのか、人気が今なお衰えていません。
Googleトレンドの人気度の動向をみると朝活のトレンドは”上昇傾向”にある
まず朝活がどのくらい注目されているのか。2016年時点の今の傾向を見てみましょう。
図はgoogleトレンドより朝活がどのくらい注目されているかを表したグラフです。(人気度の動向の詳しい算出方法はこちら(英語))
大雑把に言って、検索数が多ければ多いほど、数値は高くなります。見て分かりますとおり2009年以降から検索数が増え、トレンドとしては上昇傾向にあるとみてよいでしょう。
ちなみにGoogleの提供しているキーワードプランナーというのを使うと、日本全国で1ヶ月「朝活」というキーワードでどのくらい検索されているか調べることができます。試しに2015年1月から12月までを調べてその平均を取ってみたら、105,232回/月でした。(使用ツール)
多いか少ないか、意見が分かれるところでしょうが、私としては結構いるなという印象です。
朝活ってどんな種類があるのかまとめてみた!
さて、その朝活。もう種類がたくさんあります。分類も様々な面で切り取ることもできそうですが、ざっとまとめるとこのような感じになります。縦軸が人数、横軸がインドアかアウトドアかで分けて、4パターンに分けています。
目的やニーズによって多種多様に分化していますね。朝をいかに充実させるか、1人で気軽にできるものから、開催そのものに朝を何としても充実させようという熱意すら感じさせるものまであります。
朝活をやったことのない人にとっては、種類がある分、選べるという意味で、自分にとって合うものも見つけられるものもあるかもしれませんが、たくさんありすぎるとかえって混乱してとっつきづらくなる側面もあります。
種類ごとに分けてみてみましょう。
インドアx1人:気軽さがウリの初心者向けの朝活
デメリット:習慣化しにくい、あまり朝活をやっているという気がしない
いつもより1時間から2時間早起きをして一人で室内で行うタイプのものです。
朝は頭が冴えていますから、自分の時間を持つ一番いい時間帯と呼べるでしょう。
種類としては早めの出社、1人読書、朝食作り、掃除、瞑想、朝風呂、資格勉強などが挙げられます。
例えば、いつもより1時間早めに出社をして集中して仕事をこなせば、電話もかかってきませんし、上司からの呼び出しもありません。その分作業効率が上がるでしょう。前倒しになった分、早めに退社して早めに就寝することができればいいリズムで日々を過ごすことができます。
その他、資格勉強に当ててもいいでしょう。夜寝る前は暗記する時間、朝は理解する時間と明確に分けるとそれぞれの時間の役割もはっきりしリズムを作りやすくなります。
この枠の一番いいところは何と言っても気軽さにあります。他人に邪魔されない、束縛されない自由な時間を持つ。会社と家の往復から抜け出した方な独特な開放感を味わうことができます。ただしなかなか1人で全て行うため、自己管理能力が問われます。だらだらしていると二度寝するかもしれません。また外出するわけでもないので、日々の延長。どうしても朝活をやっている特別感も伴いにくいです。
アウトドアx1人:気軽に始められかつ健康になる気持ちいい朝活
デメリット:午後疲れやすい、気候より活動が制限されやすい
早起きをして外に出て屋外で活動するもの全般です。主に運動目的のものが当たります。
朝活をやっている感じも十分にありますし、外で運動すれば脳みそフル回転。午前中の仕事を効率的にこなすこともできるでしょう。
最近は24時間営業のジムや、東京の皇居ランナー向けのランステーションでも朝7時開店のところもありますので、1人でも続けられる環境がどんどん整いつつあります。
この枠の最大のメリットは時間に生活に明確な区切りができる点です。先ほどのインドアx1人だと家の中にいたり、会社の中にいたりと、日々の生活の延長線上に朝活があると継続しにくい原因になりますが、一方アウトドアx1人の朝活は普段の生活から離れたまさに特別な活動です。一旦、習慣化できてしまえば、気軽に始められながら継続させやすいものでもあります。
一方午後ランチを食べたあと眠くなったり、冬の低気温や雨天など環境に左右されてしまうなど、どうしようもないデメリットもあります。
インドア✖︎2人以上:みんなでやるという最大の強制力を活用する朝活
デメリット:費用がかかる場合がある、ハードルが高い、自分に合うものを探すのが大変
複数人で朝活をやるというものです。室内で行われる勉強系の朝活がそれに当たります。
友達を誘ってやるという方法もありますが、なかなか朝早く起きて付き合ってくれる人はいませんから、大体はどこかしらの朝活コミュニティに参加する形になると思います。
読書会や交流会、勉強会などは3路線が交差する主要各駅であれば何かしらあります。開催場所は駅近くのカフェでやることが多く、中には企業が朝から場所を解放して勉強会を開催するものもあります。丸の内朝大学などがその代表的な例です。
こういう朝活コミュニティを探す方法は主に2つあります。
一つはフェイスブックや検索で「朝活 〇〇(場所名)」や「朝活 〇〇(目的)」で検索する方法。
自前でウェブサイトを構えている規模の大きいものや期間の長いコミュニティなどを発見しやすいです。費用がかかるものもありますが、無料でやっているところもあります。出勤時間、移動時間から逆算して開催時間を自分に合うものを探すのが結構手間です。まず「朝活 場所(できれば駅名)」で検索するのがオススメです。
もう一つはイベントポータルサイトから探す方法。
ウェブサイトを持ってはいない規模の小さいものや大々的にやらない気軽なスタイルをとっているものを見つけることができます。
・朝活ナビ
・こくちーず
・eventforce
このあたりが比較的見つけやすくおすすめです。
この枠の一番いいところは他人との約束の力を使うことです。朝活が続かないという人にとって他人とのアポイントというのは強力な動機づけになりえます。今までチャレンジしてみたけど、続かなかった。なんとか早起きをしたいという人は是非検討してみてください。
(もちろん、私主催の朝活でもいいですよ)
その分、中には朝から人に会うことに対して若干の抵抗を感じる人もいるかもしれません。そういう人にとってはハードルは決して低くはありませんが、社外の交流を持つことは絶対にマイナスにはなりませんので是非チャレンジしてみて欲しいところです。
アウトドア✖︎2人以上:これが最終形?これができれば朝活上級者!
デメリット:ハードルが高い、自分に合うものを探すのが大変、前日の準備が必要、クタクタに疲れる
屋外で行う朝活のうち、複数人で扱うものを指します。講座形式のものもあればみんなで皇居ランするといった企画したものまでありますが、種類はさほど多くありません。まず朝起きるのが大変、いい朝活を探すのも大変、朝から人に会うのも大変、体動かすのも大変と難易度は高いですが、その分の達成感があったり、前向きな人脈ができたりなどの見返りはあります。
ちなみにみんなで皇居ランだったらここがいいでしょう。
そうだ!朝活へ行こう!
残念ながら、数としては4つのフレームの中で一番少ないです。
もしない場合は自分で企画した方が早いかもしれませんね。
ちなみにアウトドアx複数人朝活の究極形はエクストリーム出社でしょう。エクストリーム出社とは、早朝から観光、海水浴、登山などのアクティビティをこなしたのち、定刻までに出社をするエクストリームスポーツを指します。
参考:日本エスクトリーム出社協会
朝の充実した時間を過ごす一つの方法として朝活を考えてみる
朝というのは仕事ともプライベートとも違う完全にフリーな時間帯を作りやすい側面があります。
その時間帯にどのように過ごすのか、自分なりのスタイルを見つけるための参考にしていだけましたら幸いです。
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